イギリスのシンクタンク 「2017~18年の英国経済は成長鈍化」

 

 

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2017~18年にかけて世界経済は上昇し始める一方、イギリス経済は下降していくだろう、とイギリスのシンクタンク「National Institute of Economic and Social Research」(NIESR)が発表した。

 

NIESRはイギリスで最古の独立調査団体。

 

このレポートではイギリスの2017年の経済成長率は1.7%、2018年は1.9%と見込まれている。

 

成長率2%という先進諸国の中でもっとも高い成長率を誇った2016年と比較すると、向こう2年間は鈍化する見込みだ。

 

 

【ポンド下落による物価上昇】

インフレ率が上昇し、家計に影響があるとも予測している。

 

「2016年の経済成長には家計の消費が大きく貢献していた。2017、2018年は物価が上昇するため家計の購買力に陰りが見え始めるだろう」

 

インフレ率は2016年の1.2%から2017年には3.3%にまで跳ね上がり、それが2018年には2.9%に下落する、とNIESRでは見込んでいる。

 

2016年6月のEU離脱決定以降イギリスポンドの価値が下落しているため、物価上昇には勢いが出てくるのだ。

 

この「一時的な」インフレ傾向について、イングランド銀行はとくに対応を行わず、金利は歴史的低水準である現在の0.25%のまま2019年半ばまで変更されないだろう、とNIESRは見込んでいる。

 

 

【好調が予測される世界経済とは真逆】

イギリス経済について見込まれるこの傾向は、上昇傾向にある世界経済とは逆方向に向かっている、とNIESRは述べている。

 

世界経済は2016年の3%の年間成長率から2017年は3.1%、さらに2018年は3.5%にまで伸びると予想している。

 

一方、アメリカのドナルド・トランプ政権誕生により、今後経済政策に急激な変化がある場合は、この予想はひっくり返される可能性があるとも述べている。

 

「私たちの予測は現存の経済政策を前提としている。アメリカの政策転換とそれに対する世界各国の反応によっては、この予測に大きな変更がある可能性がある」

 

 

 

 

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